こんにちは。
元破滅型ギャンブラーとして放っておくことのできない話題・・・
日本にカジノができる件。
今、法案が審議に掛けられていて注目を浴びているので、ベテランギャンブラーとしての意見を書きます。
ちょっとその前にカジノの基本情報から。
目次
カジノオープンのスケジュール
当初は、2020年の東京オリンピックまでにカジノオープンを目指していたのですが、様々な問題があり大幅に遅れています。
現時点でカジノのオープンは2025年と言われています!
まだ7年も先です。
オープンまでの流れとしては、まず2016年12月にIR推進法が可決されました。(カジノ法案)
これはまだ推進法の段階です。
次にIR実施法が国会に掛けられます。
これが丁度2018年2月、今の時期です。
これが可決されると、次に1年ほどの時間をかけて法整備を行なっていきます。
その後、建設候補地の選定、基本計画の策定、環境アセスメントや地域との合意形成に3年程度要します。
これが終わるのが2022年頃でしょうか?
さらにその後、設計、業者選定、建設の流れとなり、これにも2~3年の時間がかかります。
IR=統合型リゾートなので、カジノだけでなく、ホテルや国際会議場、劇場やレストランなど、様々なものを建設します。
順調にいってカジノのオープンは2025年頃。
カジノを建てる候補地は?
当初は北海道から沖縄まで多くの都道府県が誘致に乗り出しました。
現在、その中でも3つの候補地が有力視されています。
大阪の夢洲
一番有力な候補地の1つが大阪の夢洲と言われています。
大阪オリンピックを開催するためにつくられた人工的な島ですが、誘致に失敗してしまい現在はただの広大な空き地となっています。
夢洲のカジノ施設イメージ図
横浜の山下ふ頭地区
次に有力なのが、横浜の山下ふ頭地区
一緒に横浜ドーム(野球場)の建設なんかも計画しています。
横浜の山下ふ頭地区カジノ施設イメージ図
東京お台場
前都知事の桝添さんがカジノ慎重派だったので、一時は誘致レースから脱落したと言われていました。
しかし、現在の東京都知事である小池知事がIR誘致に積極的な構えをみせていることから再び有力地として浮上しています。
東京お台場カジノ施設イメージ図
ちょっとお台場が出遅れている感はありますね。
カジノ誘致の裏側では各都道府県の争いや、京浜急行電鉄、三井不動産、鹿島建設、フジTV、USJなどカジノへ参入したい企業の争いともなっていて、かなり混沌としています。
何かもう3つ建てちゃおうなんて話も有るとか無いとか・・・。
カジノ入場料2000円?10000円?
ニュースでも報じられていますが、現在ギャンブル依存症対策のため、入場料を徴収する事が検討されています。
その額は2000円とも、1万円とも言われています。
たぶん2000円では低すぎてギャンブル依存症の抑止につながらないと思いますし、1万円では集客効果に悪影響があると思いますし・・・どうなるのでしょうか?
5000円くらいかな?
ここからはパチンコ屋に通いつめて破産寸前に陥ったギャンブル依存者の意見ですが・・・
この程度の入場料は意味ないですよね。
パチンコ屋であれば、3000円、5000円と入場を取られても通い詰めたでしょう。
逆に燃えたかもしれません。
入場料の分取り返してやるぞと・・・。
ギャンブル依存抑制のためには1万円を越えていかないと厳しいでしょう。
破滅を止める事はできない
たぶん、お金があって普通の思考回路の人は5000円も入場料を取られたら行くのを躊躇すると思います。
しかし、借金があってお金もないギャンブル依存者は、5000円入場料を取られても関係なく行くと思います。
これが、現実でしょう。
ギャンブル依存者は給料全て失ってもギャンブルするし、借金してでもギャンブルするし・・・止める事はできません。
ギャンブル依存者を普通の物差しで測る事はできない・・・。
7年後カジノがオープンし、勝手にカジノに通い詰め、勝手に破産していくギャンブル依存者が多く出る事でしょう。
そういう人達のせいで、アコムなどサラ金の金利は破格の金利になっている訳です。
金を返してくれないまま破産するから、他の真面目に返済してくれる人達から取るしかないんです。
これが現実・・・。
個人的には、カジノできたら遊びに行きたいと思います。