今日のテーマは、クレジットカードの現金化について。
多重債務者であれば、ほとんどの方がこの言葉を知っているのではないかと思います。
知らない方は、まだ間に合う。
借金が深みにハマる前に立ち直ってください。
もしくは、自分でやっていた事が、実はクレジットカードの現金化だったなんて人も多いかもしれません。
簡単に流れを説明すると・・・
クレジットカードで物を買う
↓
買い取り業者に買い取ってもらう
↓
現金を手にできる
例えば、駅で新幹線の定期券をカードで購入し、金券ショップに買い取ってもらう。
カードでブランドのバッグを購入し、業者に買い取ってもらう。
携帯ショップでスマホを購入し、買い取り業者に買い取ってもらう。などなど。
限りなく黒に近いグレーと言われていますが、現時点では違法ではなく、現金化の業者も多数存在しています。
もう時効だと思うので書きますが、僕自身クレジットカードの現金化の経験者です。
まあ、借金歴10年で多重債務者、ギャンブル依存症の俺がやってないわけないよね。
しかも、自分で思いついてやっていて、後で調べたらクレジットカードの現金化だった。
ただ、クレジットカードの現金化にはいくつも矛盾というか、リスクというか付いて回ります。
その最たるものが、損がでかいという事。
クレジットカードの現金化の相場は換金率80%くらいと言われています。
カードを使い20,000円の商品を買って、業者に買い取ってもらった場合、
手にする現金は・・・
20,000円の80%で16,000円です。
では何故こんな商売が存在するのか・・・
基本的に、クレジットカードのキャッシング枠が上限に張り付いている人で、ショッピング枠だけまだ生きていたりと、経済的にピンチになっている人の最後の手段になっています。
破産に片足を踏み入れた人たちがやっているといっても良いんじゃないでしょうか。
足元を見られた商売だという事ですね。
現金を当日に手に入れられたりと、短期的に見るとメリットと感じてしまうこともありますが、できることならやらない方がいい。
自分も経験あるので分かりますが、
正直、経済的に追い込まれていたら、デメリット、リスクも感じなくなってしまいます。
金の力ってすごいですよね。
換金率80%を利息に換算して計算してみると・・・
例えば現金化目的で、10万円の商品を買って業者に買い取ってもらい、8万円を手にした場合。
これをキャッシングに置き換えた時、
1か月後に、10万円をクレジット会社に支払わなければならないので、8万円を借りて、10万円を返済する。1か月で2万円の利息が付くと計算できます。
元本8万円で月2万円の利息ということは、
年利300%!!
闇金レベル!!
ちなみに、キャッシングは約18%です。
ただ、ギャンブル依存者になってくると、2万円の利息なんて、2万円負けだと思えば安いものだと考えてしまいます。
いやー恐ろしい精神状態だったんだなぁ。
次回ブログでは実体験をもとに・・・
クレジット会社に現金化がばれてしまったらどうなるのかまとめたいと思います。
また、クレジットカードの現金化のさらなるリスクについてもまとめたいと思います。